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ISO14001(EMS)認証取得の流れ

環境マネジメントシステム構築作業から審査受審までの流れは、以下のようになります。
※詳細は各フェーズをクリックしてください。

  • 現状の把握(著しい環境側面の決定など)
  • 方針・体制の決定
  • 文書化
  • 運用
  • 受審

1.現状の把握(著しい環境側面の決定など)

環境に著しい環境影響を与える可能性のある側面を特定する手法や手順を決定し、環境影響評価を行います。また、環境法規など関連する法規制やその他の要求事項を特定します。

2.方針・体制の決定

環境影響評価をもとに、環境マネジメントシステムについての方針や、マネジメントシステム構築にあたっての推進体制を取り決めます。推進体制の決定については、環境マネジメントシステムの構築や運営に関する役割の割り当てを行っていきます。

3.文書化

環境マネジメントシステムの運用について規定したマニュアルや、環境側面の管理に関する基準類、記録を取るためのフォーマット(様式)などを策定していきます。

4.運用

自社の環境マネジメントシステムについて関連する従業員全員に理解してもらうための教育・訓練と、システムを一通り運用し、理解を深めていく定着活動を行います。また、環境マネジメントシステムの運用状況に関する内部監査と、経営者によるマネジメントレビューを実施します。内部監査、マネジメントレビューいずれも、記録の維持が要求されています。

5.受審

ISOマネジメントシステムの認証制度では、2段階の審査を経ることになっています。第1段階は文書審査で、品質マネジメントシステムについて規定した各種文書類が、ISO14001の要求事項に沿っているかどうか確認されます。第2段階の実地審査では、組織の各部門の現状における実施状況が確認されます。
審査後、指摘された不適合に対する是正処置を書面にて報告し、処置内容に問題なしと判断されれば、審査登録(認証)に進みます。
審査スケジュールは、文書審査と実地審査の間は、基本的に1ヶ月程度空けることになっています。実地審査後の是正処置が認められれば、1ヶ月程度で認証取得(審査登録)※となります。

※事務手続きの進捗については、各審査機関で相違があります。特に、登録証発行のスジュールが重要な場合は、早い段階に、受審から登録証発行のスケジュールについて、審査機関に必ず確認しておきましょう。

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